僧侶も人間

僧侶の何気ない日常

笑顔でいること

僕は、いつもニコニコしているね、なんてよく言われる。

表情では、いつもよく笑っている。

 

嫌われたくない。嫌な顔をされたくない。

そんな、傲慢な思いを持ちながら生きてきた。

そんな自分がとても嫌いな時代があった。

 

本当は怒りたいし、泣きたいし、思いっきり落ち込みたい。我慢して笑っている自分がとても嫌いだった。

 

でも、現実社会ではどうしても笑って気分を害さないようにしなければならない場面の方が多い。特に、社会人生活においては。

社会人になってからは、この笑顔が役にたつ時がある。

 

でも、それでも。

 

やっぱり自分を偽るのが辛いことがある。本当の繊細で壊れかけの心を隠すことが辛くなる。生きていくためには本当に大切だと思っていても。

 

僕は、「この自分も素の姿」だと思うようにしている。

素の姿は決して一つではない。だから、大丈夫。

こうやって人に笑顔を振りまいてる僕も、素なんだ。

 

だから、本当の自分に悩んでいる人は聞いて欲しい。

生きている姿が素のままの姿なんだと。